監修:亀田総合病院 ウロギネセンター長 野村昌良
【医師監修】自分で実践できる 過活動膀胱の6つの対策法
過活動膀胱によるUI(尿もれ)の簡単な対策を紹介します。
UI(尿もれ)をどのように対策したらいいか悩んでいませんか?軽いUI(尿もれ)であればお薬や手術に頼らなくてもコントロールができる方法はたくさんあります。何が自分に最も適しているのかを見つけることが大切です。
過活動膀胱の6つの対策法
医師への相談も大切なことですが、生活習慣を改善するなど自分で実践できることもあります。いくつかの方法をご紹介しましょう。
1.夕方から水分補給を減らしカフェインを制限する
夜間にトイレに起きることが多いようでしたら、夕方から水分を摂るのを控えてみましょう。カフェインも利尿作用があるため控えてください。
2. 減量する
肥満は骨盤底筋に慢性的な負担をかけます。減量することで骨盤底筋への負担が和らぎ、UI (尿もれ) の症状の改善が期待できます。
3. 便秘を予防する
便秘が続くことで、骨盤底に負担をかける恐れがあります。もし便秘気味と感じるようでしたら、意識的に便秘の改善に役立つ飲み物や食べ物を摂ることを心がけましょう。
4. 慢性的な咳を緩和する
のど飴、加湿器やホットティーなど、咳を抑えるためにできることをしてみてください。咳は骨盤底に負荷をかけることになり、さらなるUI(尿もれ)を招きます。またタバコを吸うことも慢性的な咳を引き起こす原因のひとつです。
5. 膀胱レーニングをする
膀胱トレーニングをし、トイレに行く間隔を延ばすようにしてください。継続して行うことで急に起こる強い尿意をコントロールできるようになるでしょう。
6. 骨盤底筋トレーニングをする
ケーゲル体操をはじめとする骨盤底筋トレーニングも過活動膀胱に役立ちます。
それでも改善しない場合
そのような場合は医師に相談してみましょう。治療の選択肢を医師に確認し適切な治療に取り組みましょう。