監修:亀田総合病院 ウロギネセンター長 野村昌良
【医師監修】閉経と尿もれの関係とは?
UI(尿もれ)は更年期におこりやすい症状の一つです。
更年期では、顔面がほてったり、これまでにない体重の増加や、気分の揺らぎなどさまざまな変化があります。
その内の変化の一つがUI(尿もれ)です。
UI(尿もれ)は、更年期の女性にとってはごく一般的なことです。
しかし、どれだけよくあることであっても、恥ずかしいと感じたり、解決策を見つけたりしないと、長時間の外出や旅行をためらってしまうかもしれません。
一般的な更年期のUI(尿もれ)の原因
骨盤底筋のぜい弱化
更年期には女性ホルモンが欠乏するため、骨盤底筋が自然と弱くなる傾向があります。筋力の低下で、膀胱のコントロールがしにくくなり頻尿を起こしやすくなります。
骨盤臓器脱
骨盤臓器脱とは子宮・膀胱・直腸のいずれかが膣から下垂してくる状態のことです。骨盤臓器脱の女性の中には膣にピンポン玉のようなものが触れると表現する方もいます。
膀胱の弾力性の低下
膀胱が弾力性を失い、伸びにくくなることで尿がためられなくなります。その結果、頻尿やUI(尿もれ)になります。また「過活動膀胱」を引き起こすため、トイレに頻繁に行きたいと感じるようになってしまいます。
エストロゲンの減少
更年期が始まると、女性ホルモンであるエストロゲンが減少します。エストロゲンは、膀胱や膣を活性化させる働きをもっているため、減少することで頻尿やUI(尿もれ)の症状がおこりやすくなります。
体重の増加
多くの女性が更年期に体重が増加する傾向があります。骨盤底筋が体重のほとんどを支えているため、体重の増加によって負担がかかり骨盤内の臓器を支えられなくなりUI(尿もれ)が起こりやすくなります。
UI(尿もれ)の対策
骨盤底筋をトレーニングし、適切な体重を維持するように努めてください。
また、適切な水分補給をし、衛生管理をすることで尿路感染症を防ぎましょう。
UI(尿もれ)の原因次第ではこれらを実践することで症状が改善することもあります。一番大切なことは、UI(尿もれ)には症状に応じた治療や対策方法があることを理解し、希望を持つことです。
必要に応じて医師に相談し、治療法や対策の選択肢を知っていくことも大切です。
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人生のさまざまなステージにて、多くの女性がUI(尿もれ)に直面しています。最適な方法を選択し素敵な毎日を過ごしましょう!